LPを作成するうえで、「LPが何のためにあるのか?」をしっかりと考える必要があります。
多くの人が勘違いしているのですが、ページに情報を記載することがLPの目的ではありません。
「セールスマンシップ・イン・プリント」という言葉があります。 直訳すると「印刷された営業マン」です。
この言葉自体はチラシの時代のものですが、今で例えるならWEBページ、それも何かを売るために存在するいわゆるセールスレターです。
LPもこれとほぼ同じ意味で考えるのが良いです。
大前提としてコンテンツ(内容)が最重要です。
ただ、そのコンテンツを全力で売り切るには、セールスが非常に重要です。
「良いものは売れる。」なんて幻想です。
そして、そのWEBセールスにおいて大きく分けてやることは2つです。
1.それ単体を見ても購入意欲が湧くLPを用意する 2.様々な角度からLPへ誘導する
シンプルに考えれば、これだけです。
それ単体を見ても購入意欲が湧くLPを用意する
最初に、とても重要なのがこのLPに誘導されて来た人は、このLPで紹介する商品やイベントに関しての知識はゼロです。
本当にゼロなんです。
よって、真っ新な頭で見るべきです。
LPの運営側は自分たちが企画して、作り上げて「商品が売れて欲しい!イベントに来て欲しい!」という願いだけはあふれるほど持ってるがゆえに、相手にも伝わってるような勘違いをしてしまうのですが、ユーザーは全然そんなことはなくて、なんとなくページを見てる状況です。
( 作成者はコンテンツに注力するとどうしても客観性を失いがちです。)
よってだいたい9割はスクロールすらせずに閉じてしまうと言われてます。
まずは読ませることを意識しながら購買意欲を掻き立てないといけません。
「エモーショナルライティング」読み手の気持ちに寄り添った文章術
結局人は感情で動きますからね。
文章に感情表現を入れて、自分事化による共感を誘発させる事が大切です。 読み手が共感した文章は、読み手にとっての自分事になるため、「この文章は自分にとって関係があるのか、じゃあ読んだ方がいいな」という心理になり、文章を読み進めてもらえるようになります。
ただ、読み手に共感してもらうためには、まずこちらから感情を伝えなければいけません。
ポイントは2つです。
1) どこが感情表現なのか、分かりやすい演出を行う。 2) その感情は誰の感情なのかが伝わるよう、感情の発信者を明らかにする。
1) 例えば「」(カギ括弧)を用いることで、その文章は「話言葉」に見えるため、感情が伝わりやすくなります。 また、文章に感情を表す記号を入れる事でも、感情表現は演出出来ます。 「!」「?」「♪」「・・・」などの感嘆符や記号、場合によっては顔文字を使ってみても良いでしょう。 2) その感情が誰のものか?という「感情の発信者」の明示です。 感情の発信者の人物像が具体的であればあるほど、その発信者が発する感情は説得性を持ち、より深く共感されやすくなります。
ユーザーの疑問が発生するポイントを解決
ここではアクセスしてきたユーザーの
「なぜ私がこの商品を買わなければいけないのか?」
という疑問を潰すことを考えましょう。
そのためには、この商品を買って得られる物を考え、それを提示することです。
そして、今から説明するものを覚えるだけで全然変わります。 それは「ビッグプロミス」です。
ビッグプロミス(大きな約束)とは、その商品を買ったり、イベントに参加したり、自分がお金を払うことで得られる一番大きな物。と言ったところです。
よくあるのはサブテーマですね。暗に示すのか、直接的に伝えるかは色々ありますが、ここは重要。
ビッグプロミスを作る際のヒントとしては、「特徴とベネフィットの違い。」です。
ここは必ず覚えておきましょう。
特徴とは商品の特徴で、ベネフィットはその商品によって得られる物です。 ここの境界線は非常に難しいのですが、細かくはいいです。
【 例:レトルトカレー 】 特徴:◯g、◯円、レンジで2分、人参とじゃがいもが入ってる ベネフィット:レンジで2分で出来るので、時間が無くても大丈夫。人参とじゃがいもがまるごとゴロッと入っているので鍋で作ったような美味しさを味わえる
と言った事です。
本にもなってる言葉で「ドリルが欲しいんじゃない、穴が欲しいんだ」というものがあります。
つまり、得られる物が何か?ベネフィットは何か? 強いベネフィットをビッグプロミスにするのが一番良いです。
ユーザーと話せるチャンスは最大限に生かす
LP記事を読んでいる時に疑問点をもたせてはいけません。 これってどういうことなんだろう?と。 よって、疑問を解決できるコンテンツを用意しておくべきです。 しかし、それでも問合せが来たりします。 こういう問合せはチャンスに変えましょう。 FAQは最強のコンテンツです。
例えば、LINEとかTwitterとかに質問が来ます。基本は疑問をもたせてはいけないと書きましたが、来たらありがたいんです。 矛盾ですね。でもいいんです。 当然ながら質問には丁寧に答えます。そして、この質問をコンテンツとして、TwitterやLINEで使い回します。(こんな質問が来ました、回答は◯◯、もしあなたも疑問があれば気軽にどうぞー。)そうすることで…
・同じ悩みを持っていた人が解決します ・あっ、質問していいんだという雰囲気が生まれさらに質問が来ます ・当の質問者は自分が質問したことが、大衆向けに公開されてると思い、運営者と気持ちがリンクします。
是非やってみましょう。
当然ながら、全ての問いには親切丁寧に答えるべきです。 丁寧に返事すると、購買に繋がる可能性が上がります。
相手と話すキッカケはチャンスだと思ってください。
基本、こっちのメッセージなんて読んでないんです。
ただ、読んでもらえるチャンスがあるなら、そこには全力投球しましょう。
「チャンスは最大限に生かす」昔の偉人の言葉です(シャア)。
様々な角度からLPへ誘導する
LPが出来てしまえば、とにかくLPに誘導です。
とはいえ切り口はいくつか持っておきましょう。
ポイントは以下の2つ。
1) ハードセル:売り込み 2) ソフトセル:売り込まずに誘導する
ハードセルは売り込みです。「この商品買ってください!」ってやつです。 リリース直後や期日前、売り込みたい時は全力で売り込みましょう。ただし、売り込みは信頼残高を下げます。売り込みばっかりだと何も見る気がおきなくなります。
なので、ソフトセルも並行する事が大切です。
ソフトセルとは、売り込まずにLPに誘導する方法です。
セールス、セールス、セールスじゃしんどいので、信頼残高を上げる行為で、広く認知してもらう方法です。
こちらの情報を見てもらう方法として大きく分けて2つあります
1) プル型:相手が見る意識が無ければ見ないもの。(Twitter・ブログ等) 2) プッシュ型:こちらからプッシュして見てもらうもの。(メルマガ・LINE等 ※通知があるもの。)
それぞれをバランスよく使う事が必要です。
要は本気で宣伝するためには全部やれって事です!
雑なまとめで恐縮です。
ご拝読ありがとうございました。
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